利用シーン·更新 2026年10月2日·FUKULO(合同会社商陣)

PPAP対策は、資料を「送る」から「置いて見せる」に変える

PPAP対策として、パスワード付きZIPのメール添付をやめる会社が増えています。一般には、クラウドストレージの共有リンクに置き換える方法がよく使われます。営業資料のように、相手ごとに渡す資料が違い、相手が読んだかも知りたい場面では、顧客ごとの専用ルームに置く形がもう一段扱いやすくなります。

目次
  1. PPAP対策でよくある悩み
  2. PPAP対策の進め方
  3. PPAP対策の主な方法と、営業資料での向き・不向き
  4. PPAP対策で送る資料と、見られる記録
  5. PPAP対策のよくある質問

PPAP対策でよくある悩み

  • 受け取る側が開けないスマホでZIPが開けない、パスワードのメールが迷惑メールに入る、という問い合わせが営業の手を止めます。取引先からZIP添付を受け取らない方針を伝えられることもあります。
  • パスワードを同じ経路で送っているファイルとパスワードを同じメールの経路で送ると、片方が漏れればもう片方も漏れる形になります。PPAP対策が求められる理由はここにあります。
  • 共有リンクだと誰に渡したか散らばるドライブの共有リンクに置き換えると、リンクが担当者ごとにばらばらに作られ、どの顧客に何を渡したかを会社として追えなくなりがちです。

PPAP対策の進め方

PPAP対策をセールスルームフクロウで進めると、次の流れになります。顧客ごとに専用ルームを1つ用意し、資料はそこに足していきます。全体の形は下の図のとおりです。

図:PPAPと、専用ルームで渡す形の違い
  1. 顧客を登録する会社名・氏名・メールアドレスの3つで登録します。CSVで3列のまま一括で入れることもできます。
  2. ルームに資料を置くライブラリから資料を選んで送付します。顧客には専用ルームのURLがメールで届きます。ファイルそのものはメールに付けません。
  3. 顧客はメールアドレスで開くURLを開き、案内を受け取ったメールアドレスを入れたときだけルームが開きます。パスワードを別のメールで送る手順はなくなります。
  4. 開いた記録が残るいつルームを開き、どの資料の何ページまで見たか、ダウンロードしたかが顧客ごとに残ります。

PPAP対策の主な方法と、営業資料での向き・不向き

PPAP対策の方法は大きく3つに分かれます。どれが正解というより、渡す資料の性質で選ぶのが良いです。社内の大容量ファイルの受け渡しならファイル転送サービス、部署内の共同編集ならクラウドストレージが向いています。

営業資料の受け渡しでは、相手ごとに渡す資料が違うこと、相手が読んだかを知りたいこと、担当が替わっても経緯が会社に残ることが求められます。ポイントはここで、この3つがそろう形を選ぶと、PPAP対策と営業の進めやすさを両立できます。

方法受け取る側の手間相手ごとの整理読まれたかの記録
パスワード付きZIP(PPAP)ZIPを開く・別メールのパスワードを探すメールの中に散らばるなし
クラウドストレージの共有リンクリンクを開く(ログインを求められることも)担当者ごとにばらばら製品によってはファイル単位で一部
ファイル転送サービスリンクを開いてダウンロード送るたびに使い捨てダウンロードの有無程度
顧客ごとの専用ルーム(セールスルームフクロウ)URLを開いてメールアドレスを入れる顧客ごとに1か所にまとまるルームの訪問・資料・ページ・ダウンロード

PPAP対策で送る資料と、見られる記録

PPAP対策で送ることが多い資料と、送ったあとに社内で確かめられる記録の例です。記録は顧客の詳細と「営業 › 通知」で見られます。

送る資料の例

  • 見積書・契約書の案(PDF)
  • 提案書・仕様書
  • 会社案内・料金表
  • 打ち合わせの議事録

社内で見られる記録

  • ルームを開いた日時と回数
  • 資料ごとの閲覧回数と見たページ
  • ダウンロードの有無
  • 誰がいつ何を送ったか
顧客が開く専用ルームの画面。共有中の資料の一覧
実際の画面:顧客が開く専用ルーム(PC)

PPAP対策のよくある質問

PPAP対策として、取引先に説明しやすいですか?

メールにファイルを付けず、登録したメールアドレスで開く専用ルームで渡す、と説明できます。パスワードを別のメールで送る手順がなくなります。

リンクを転送されたら、ほかの人も開けますか?

リンクだけでは開けません。登録したメールアドレスを入れたときだけ開きます。メールに届く確認コードでの本人確認は準備中です。

ダウンロードさせずに見せることはできますか?

できます。顧客ごとにダウンロードの可否を選べます。PDFと画像は画面で開けるので、ダウンロードを止めても中身は確認してもらえます。

社内のファイル共有にも使えますか?

顧客への資料の受け渡しに絞った道具です。社内の共同編集にはクラウドストレージ、大容量の一時的な受け渡しにはファイル転送サービスのほうが向いています。

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